劇場音響部会について
「劇場管理部会」と「劇場音響システム部会」は、この度合併しまして、「劇場音響部会」としてスタートすることになりました。この部会が取り扱うジャンルは多岐にわたり、その多くが他の部会や委員会、他団体との共同、協調によって実施された方が、実りが大きいトピックが殆どだと思います。2012年に劇場法が施行されて以降、劇場で働く技術者への期待は高くなっています。創造発信型劇場に於いては、自主公演を高いレベルで創り上げて行くことを求められ、一般の劇場、音楽堂、多目的ホールに於いても、市民の文化活動の技術支援を従来以上のクオリティで対応することを「技術サービス」として求められるようになってきました。それに応えていくために、劇場で働く音響技術者の方々の、情報の交換の場として、知識の収集や技術の研鑽の場として、この部会を活用して行きたいと考えています。公演の技術対応の向上のために、PA部会や効果部会、また映画の効果の方々との共催でセミナーを開催していくことを企画したいと考えています。ホールでの録音のレベルアップを期待するホール利用者の方々のために、録音部会や協会外の録音エンジニアの方々との共催で実験会やセミナーを開催していくことを企画したいと考えています。ホールの改修や新しい技術、電源やアース、映像関係などの勉強会を、JATET（公益社団法人 劇場演出空間技術協会）と共催で企画したいと考えています。また、劇場で働く技術者の地位向上についても、みんなで話し合っていきたいと考えています。